はじめに
AWSのアプリケーションストリーミングサービス、AppStream 2.0を使ってみます。
AppStreamとは、ざっくりいうと、デスクトップアプリケーションをWebブラウザ経由で利用可能にするサービスです。
社内NWからしかアクセスできない企業のレガシーアプリケーションなどを、Webブラウザ経由で社外にいても利用可能になったりします。
詳細はこちら
やり方
AWSアカウントが必要です。
無い場合は下記から作成します。
マネジメントコンソールでAppStream2.0を検索し、クリックします。
"Get Started"をクリックします。
ちょっと試してみたいだけなので、"Setup with sample apps"をクリックします。
Stepごとに設定していけばいいようです。
Step 1は何も変更せずにそのまま"Next"をクリックします。
Step 2 も何も変更せずにそのまま"Next"をクリックします。
たぶんアプリを裏で動作させる箱(インスタンス)の設定の様です。
続いてStep 3 でインスタンスタイプの選択っぽい画面になります。
Fleet type だけOn-Demandを選択し、後はデフォルトのまま"Next"をクリックします。
この辺は、同時接続ユーザー数とか、パラメータ関連の設定が細かくできる様です。
<Fleet typeの比較>
Step 4 も何も変更せずにそのまま"Next"をクリックします。
VPC関連の設定ですね。
Step 5 はアプリケーションデータの保存先にS3を使うかどうかという事みたいです。
Google Drive for G Suite や OneDrive for Businessも選択可能です。
ひとまず、そのまま"Next"をクリックします。
Step 6はユーザーに許可させる機能、クリップボードとかファイル転送など。
そのまま、"Review"をクリックします。
今までの設定内容が表示されます。
"Create"をクリックします。
確認画面が出ます。
ストリーミングインスタンスとユーザー料金はAWS無料利用枠の対象では無いよ!と確認画面がでます。
ちょっとビビるので、料金を確認しておきます。
今回選択したオンデマンドフリートインスタンスの場合。
ということなので多分大丈夫w。
同意して、"Create"をクリックします。
Stacksで作成したStackを選択し、"Create streaming URL"をクリックします。
User id は適当に入れ、"Get URL"をクリックします。
30分有効なURLが発行されるので、コピーします。
ブラウザでこのURLにアクセスします。
試しにNotepad ++をクリックします。
オンデマンドなので、起動までに時間はかかります。
こんな感じでブラウザ内でNotepadが開きました。
おわりに
さくっとやってみたので、サンプルアプリケーションしか試せていませんが、動きは滑らか、、とは言えません。
ただ、ブラウザ経由で社内のレガシーアプリを使えるというのは、VPNなども不要になるので、結構メリットがあるのではと思いました。
認証部分もActiveDirectory連携だったり、多要素認証も可能なので、構成次第でセキュアにできます。
使用するアプリが限定できる場合は、AmazonWorkSpacesを展開するよりは、まずAppStreamかなと思いました。
〆