はじめに
Amazon Dash Button を通常の使い方をせずにIoTボタンとして使ってみます。
Google Home Mini と連携させて、Amazon Dash Button を押したら、Google Home Mini をしゃべらせる 様にします。
上の子が用を足した後にトイレから『お尻ふいて~』と大声で呼ぶのですが、Amazon Dash Button を押せばわかる様にしたいと思いますw
こんな感じになります。
必要なもの
- Amazon Dash Button
公式では1つ500円で初回注文500円引きなので実質0円です。
自分は公式な使い方をしないので、メルカリで8個セットを1000円で購入しました。
- Raspberry Pi
Amazon Dash Button のボタンに反応して処理するための「dasher」というプログラムが必要です。
また、Google Home Mini にしゃべらせるためには、「google-home-notifier」 というプログラムが必要です。
dasher/google-home-notifierが動く環境あれば、ラズパイ以外でも構いません。
私は、Rapberry Pi Zero Wを使用しています。
- Google Home MIni
手順
<前提>
- Google Home Miniは使用できる状態になっていること。
- Raspberry Pi は google-home-notifierが起動してPOSTできる状態になっていること。
この辺はたくさんの方が記事にされているので、ここでは割愛します。
下記の様な記事を参考にしてください。
- Raspberry Pi に dasherがインストールされていること。
早速セットアップしていきましょう。まずは、Amazon Dash Button を有効化します。
Amazon Shopping アプリを使用します。
ハンバーガーメニュー > 設定
新しい端末をセットアップ
同意して開始
画面の支持に従いDash Button を操作し、接続
接続するまで待つ
接続可能なSSIDが表示されるので、問題なければ接続
Wi-Fiに接続するまで待つ
商品撰択画面に進が、ここでXで閉じる。
セットアップを終了
続いて、dasherを使ってAmazon Dash Button の設定をします。
dasherのインストールフォルダに移動します。
次に、Amazon Dash ButtonのMACアドレスを取得するコマンドを実行します。
実行している間に、Amazon Dash Buttonを押します。
以下の出力結果となるので、MACアドレス部分(xx:xx:xx:xx:xx:xx)をコピーしておきます。
続いて、Amazon Dash Button が押された時の処理を記述します。
Dasherインストールフォルダのconfig/config.jsonを編集します。
自分の場合は、Amazon Dash Buttonが押された時にShellスクリプトを実行する様に記述しています。後から編集が楽なので。
以下のコードです。
name:任意
address:先ほど確認したMACアドレス
protocol:udp
cmd:スクリプトファイル
用意したスクリプトファイルの中身は以下の様になっています。
google home notifier を使用して、音声をgoogle home mini で流します。
xxxの部分は環境に合わせて変更してください。
動作確認をします。
dasherのインストールフォルダで下記のコマンドを実行します。
dasher が起動状態になるので、Amazon Dash Button を押して想定している動作が行われていることを確認します。
バックグラウンドで永続起動したい場合はforeverコマンドなどを使用してください。
その他
Amazon Dash Button にラベルを付けると、わかりやすくなります。
下記の様に無料テンプレートも公開されています。
自分のは、こんな感じになっていますw
Amazon Dash Button をIoTボタンとして使ってみました。Amazon Dash Buttonがまだまだ余っているので、色々な所に設置して、使い方も考えていきたいです。
〆