はじめに
ども、ガチャつく野郎2.0(@_tamitom)です。
先日、Microsoft Ignite 2019 でPower Virtual Agents というノーコードで開発できるボットが発表されました。
ボット好き(!?)としては、早速ガチャガチャしたく。
以前、hubotをSlackに住まわせたこともあるので、今回はPower Virtual AgentsをTeamsに住まわせてみます。
用意するもの
- Microsoft Teams
Microsoftのチャットツールです。無料版もしくは、Office365の契約があれば使用可能です。
- PowerVirtualAgents
ノンコーディングで開発可能なボットです。
ガチャつき方
Power Virtual Agentsの設定
では、早速ボットを作っていきます。下記にアクセスします。
https://powerva.microsoft.com/
既にoffice365のアカウントを持っている場合は、"Sign in" , 新しくアカウントを作る場合は、下の"Sign Up"となります。
ログイン後の画面です。
今回は簡単な反応だけするボットをまず作ってみます。
具体的には、挨拶に返事をするという機能を実装します。
Topics > New topic をクリックします。
Nameに"挨拶"といれます。
Descriptionは説明なので、適当にいれます。
Trigger Phraseというのが、ボットは反応するフレーズになるので、挨拶の文言をいくつか入れておきます。
Go to authoring canvasをクリックします。
Messageの部分にボットに返答させたい文言を入れます。
右上のSaveをクリックします。
真ん中のチャットウィンドウで試してみます。
設定した挨拶のどれかを入力すると、設定した返答が返ってくるのが確認できます。
Publish > Publish をクリックして、ボットを公開します。
demo website をクリックするとWeb上に公開されたボットを確認できます。
demo website
続いてこのボットをTeamsに連携したいと思います。
Manage > Channels > Microsoft Teams をクリックします。
App IDが必要になるので、コピーしておきます。
Microsoft Teamsの設定
Teamsの左側の・・・をクリック
アプリを検索にApp Studioと入力し、App Studio をクリックします。
Manifest editor > Create a new app をクリックします。
Details > App details の※が付いている必須項目は入力する必要があります。
App IDはGenerateをクリックして自動生成されるもので問題ありません。
Capabilities > Bots をクリックし、Set up をクリックします。
Existing bot を選択。
Nameを入力。
Bot ID は Connect to a different bot id を選択し、Power Virtual AgentsでコピーしたApp IDを入力します。
Scopeはここでは、Personalにしていますが、TeamsやGroup Chatでもボットを使用したい場合は追加で選択してください。
Saveをクリックします。
Finish > Test and distribute の Installをクリックします。
追加をクリックします。
追加すると作成したアプリの画面に切り替わるので、挨拶をしてみます。
おおー!
ボットと会話できましたね。
おわりに
Slackにはhubotにサクッと住んで頂けるのですが、hubotにはTeamsのアダプターがなく、、、、Teamsにもボット住んで欲しいなぁとずっと思ってました。。。
Power Virtual Agentsがでてきて、これまたサクッと住んで頂けました。
Power Virtual Agentsで会話の分岐とかも、簡単にできそうなので、複雑な会話やそこから他のアプリケーションを呼び出すなどもできそうです。
ChatOps的なこともやっていきたいと思います。
それにしても、Microsoft の Power Platformへの力の入れ具合、すごいですね。
Power Virtual Agents以外にもRPA、PowerApps、Power BI、 Power Automator(旧Flow)、この辺連携させるといろんな事できちゃうな、と。
ガチャ心に一層火がつきます。色々さわって記事にしていきます。
〆